パワーコンディショナーは、太陽光発電システムにおける重要なユニットで、太陽光パネルが発電した直流電力を交流電力に変換して家庭で使用できる電力にするユニットです。太陽光発電システムは自宅で使用した電気以外の、余った電気を電力会社に売電できるため、設置する家庭が年々増えています。しかし、電力業界が相互干渉による事故が起きないように設けた「7割ルール」の存在があって、これによるシミュレーションを行うと、全世帯の1割にしか太陽光発電システムを導入できないという計算になります。オムロンのパワーコンディショナーはこの問題を「AICOT」という新技術で解決しています。
従来は街中にある柱上トランス1台に付き10台の太陽光発電システム設置という制限がありましたが、オムロンのAICOTは周波数の変動を検知して稼動しますから、万が一の事故が起きても単独稼動を検知でき、二次的事故を防ぎます。トランス1台あたりパワーコンディショナー10台までという制限がなくなるということは、太陽光発電システムの設置台数の制限も実質無くなることになりますから、普及が促進されます。また、これまで電力会社との連係協議時に必要だった「相互干渉しないことを証明する」試験データの提出が不要となりますから、設置にも時間がかかりません。試験データを集めるのに1~2ヶ月は要していたわけですから、この時間も省くことができ、スムーズな太陽光発電システム設置が可能となります。
これまで計算上、1割の世帯にしか認められなかった太陽光発電システムを全世帯に設置できるようにしたオムロンのAICOTは、面倒な電力会社との連係協議をも廃し、ソーラータウン化をさらに促進してくれます。防熱の窓のことならこちら