各メーカーでパワーコンディショナーのスペックには差異がありますが、パナソニック製のものは次のような特徴があります。回路の形式では、マルチストリングス型と集中型の2つから選べます。マルチストリングス型は入力回路が複数あり、昇圧機能のある接続箱が内蔵されているため、回路ごとに異なる枚数のパネルを接続できるので枚数を増やしやすいです。集中型は入力回路が1つであるため、複数の入力がある場合は昇圧回路や接続箱を用意する必要がありますが、変換効率が高くなります。
パナソニック製のパワーコンディショナーは屋内型と屋外型の2種類があるので設置場所に合わせることができ、それぞれで前述の2つの形式を選べます。利用する環境に適しているものを使用しましょう。また、パナソニック製のパワーコンディショナーを利用する大きなメリットとして、同社の太陽電池モジュールを問題なく利用できることが挙げられます。技術的には他社の製品を合わせることができる場合もありますが、スペックは保証されなくなるため、同一メーカーで組み合わせると安定した動作が期待できます。
パナソニック製の太陽電池は独自開発したものになっており、通常の太陽電池モジュールは熱に弱く、夏場は発電効率が低下しますが、パナソニック製の太陽電池はこの損失を抑えられる特徴があります。また、軽量で屋根にかかる負荷が小さくなることが評価されており、国内だけでなく海外でも使用されています。